さて、2021年度のテーマは「演出」です。

 

これまでのVMのテーマでは、「食卓」「憧れ」「書く／描く／かく」など、人間に特有の行為を手がかりに、学習や発達に留まらない「陶冶」のプロセスを探求してきました。

 

2021年度もそれに倣い、「モノを飾る」「着飾る」「メイク」「空間づくり」など、そこに自己や他者、世界に対する認識が表出していそうな行為に着目し、それらをまとめた結果、「演出」というテーマに至りました。

 

​「私」は自己についてどのように意識してきたか。「世界」はどのように見えていたか。

 

　　　　　　 を押せば、2021年度眞壁ゼミ生による展示が観賞できます。各々が、「私」と「モノ」との相互影響を、身近な「演出」という行為から捉えるなかで、「私」と「世界」の変容、すなわち「陶冶」への理解を深めていきます。

 

同時に、今年度の展示が、あなた自身の「陶冶」への手がかりにもなることを切に願っています。

 

ぜひ最後まで楽しんでいってください。